婚活を始める前に(よくあるエピソード男女共通編)
2016/04/25
男女問わず、なんだかよく分からない不安にかられて結婚相談所に来る人はかなり多いです。うちの相談所では①~④までを、私たち受付嬢がお客様に聞きます。⑤以降の、込み入った話は専門のカウンセラーが担当をします。①~④まではアンケートレベルだから、という理由で任されるのですが、最近思うのは、実はここの①~④が、めちゃくちゃキモなんじゃないかと。なぜなら、意外とこの段階でつまずくお客様が多いからです。
そこで、婚活を始める前のあるあるエピソードをまとめます。ぜひチェックシートと合わせて読んでみてください。
①「周りがみんなどんどん結婚していくので…」
とりわけ20代後半~30代にかけて多い、婚活を始める理由です。だんだん結婚式に呼ばれることが増えてきて、「ご祝儀貧乏」なんて言葉も体験し、送られてくる年賀状には「結婚しました」の報告が続々と来はじめ、そうこうしているうちに今度は「子どもが生まれました」の報告が次々と舞い込みはじめる。いつの間にか自分が“家庭を築く”位置からまだだいぶ遠いところに居るということに気づくのだとか。
そして、自分が周りから遅れを取っているのでは?と思って結婚相談所に行く、と。
①の、婚活を始める理由としては成立するのですが、②の「なぜ結婚したいと思いましたか?」にも①と同じ理由を挙げる人、ちょっと会話がかみ合わなくて難しいんですが、意外と多いです。
受付嬢「なぜ婚活を始めようと思いましたか?」
お客様「周りがどんどん結婚していくんで…」
受付嬢「それでは、なぜ結婚したいと思いましたか?」
お客様「え?だから、周りがどんどん結婚していくんで」
受付嬢「お客様“が”結婚したい理由ですよ?」
お客様「だから、周りがみんな結婚していっちゃうから、私もしないとって思うじゃないですか!?」
受付嬢「“周りが”結婚するからお客様も結婚しなければと思った、ということですね。」
お客様「そう言ってるじゃないですか!?」
受付嬢「お客様“は”結婚したいんですか?」
以下くりかえし…
つまり、自分が本当に結婚したいと思っているかどうか、ではなく、あくまでも“周りの人たちが”結婚するから自分も同じように結婚しなければならない、と、半ば義務のように思ってしまうんですね。そこに自分の意思はありません。
でも、こことても大事なところです。周りに流されてする婚活なら、真剣に結婚したい!と思って活動をしに来るお相手にも失礼だし、何といっても「自主的な」意思ではないので、このまま活動を進めても、うまくいかない場合にまた周りのせいにしてしまいがちです。
②周りを見返してやりたい
…と、あからさまに言う人はいませんが、①の続きで、遅れを取った分、先に結婚していった人たちよりも良い結婚をしたい、羨ましがられるような結婚をしたい!というモチベーションで結婚相談所に来る人は多いです。
モチベーションが高く、やる気なのは良いことだと思います。どんなパワーであろうと、前に進もうとする動力源ですからね。
では、“周りよりも良い結婚”って何でしょう?どんな人だったら周りが羨む結婚ないしは結婚相手なんでしょう?
ここまで思いを巡らせてもらおうとすると、辛そうな顔になったり、ちょっとイライラしたりする人は多いです。“周りが羨ましがる”と、自分基準ではなく周り基準で考えてしまっているから、“自分”と葛藤するのかもしれませんね。
③出会いが無い
何を置いてもまずコレ!これが一番多い理由でしょう!男女ともに断トツ1位で多い、婚活を始める理由です。
例えば、
周りが男子だらけ職業→製造業、IT技術職、消防士・自衛隊などの専門職など
周りが女子だらけ職業→看護師、ネイルサロン、アパレルなど
職場以外で出会いを探そうとすると、自分で動くしかありませんよね?
合コンや街コンに行く、習い事をする、友達に紹介してもらう等々。。。でも、勤勉な日本人に限って、なかなか職場外での活動をする時間を確保するのも難しいでしょう。これは、日本の労働環境の問題なので、もう誰のせいでもありません!なので、胸張って相談所に行ってください!